また舞台が変わりそうな十四章(/・ω・)/
十四章―伝承#1
青木遼と話をつけるには、まず久米に会う必要がある。
目的地はブリーチジャパンの事務所―白遼ビル。
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しかし、そこには誰もいなかった。
寄ってくる近江の雑魚を倒して話を聞いてみると、どうやら久米は神室町に向かったらしい。
選挙が出来ないから警備を増やして欲しいと青木遼に頼みに行った。
「なら青木遼に会わせろ」
身近で起きた数々のことで気が立ち、暴走する春日。
だがそれをある男が止めに入る。
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桐生一馬「俺は日の当たるところでは生きられない人間だ。だが……だからこそ手に入る情報を持っている」
青木遼の次の一手は……またこの異人町で指される。
桐生一馬はその中身を春日に伝えるつもりだった。
しかし頭に血が昇っている状態だと理解できない話だ……と、素直に話す気になれないという。
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ジュンギ「コミジュルでは今、ソンヒがシステム復旧の指揮を執っています。復旧の目処は立っていないと聞いていますが」
桐生一馬「フフ……なるほど、そっくりだな……」
いつだったか、お前とよく似た男に会ったことがある。
だが……俺の目の前でそいつは死んだ。
聞いた話じゃその死んだ男は組織の中で”影武者”も使っていたらしい。
「つまりそれが……お前だな?」
ジュンギ「ご自身の記憶は……夢ではないと?」
影とは主の為に身も心も同化させ、それを一生貫く覚悟を持って生きること。
そしていつかまた新たな影が生まれ、同じ覚悟で生きる。
「つまりハン・ジュンギとは永遠の命を持った存在なのです」
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続きが聞きたきゃ夜を待て……。
桐生一馬の言葉の通り、春日たちは夜になったらコミジュルへ向かう。
十四章―伝承#2 青木遼
一方、青木遼は……、
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ある男から質問を受けていた。
仮に世間で多少の疑いが出ても、ゴシップ的な扱いで終わる。
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警視総監―堀ノ内十郎
以前から聞いていた話と今ではだいぶ状況が変わってきている。
近江連合解散はまさに想定外だと堀ノ内。
「あなたはそもそも始めから荒川真澄の手綱を握れていなかったということになる」
青木遼「彼なら……もう舞台を降りましたよ」
堀ノ内「その後釜に座るのが沢城丈だと思っていました。そこにも計算違いがあったのでは……?」
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今は適切な距離を保つべき。
了解もなく突然押し掛けてくることないようにお願いしますと青木遼。
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相談してもしなくても何も変わらない。
青木遼を止める力など……誰にもない。
堀ノ内「あまり身の丈に合わぬことは慎まれたほうが賢明です」
と、助言しても無駄……でしたか?
そう言って堀ノ内は出ていく。
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堀ノ内はこれから先、ずっと青木遼に顎で使われて生きていくことになる。
青木遼「それを見て味わうのが……俺は楽しみで仕方ないんだ」
そして……、
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総帥! 総帥の総帥が見えてます(`・ω・´) [adcode] 十四章―伝承#3 コミジュルへ行くと、扉の前には桐生一馬が待っていた。 そして情報を渡すに値する相手かどう[…]