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【龍が如く7】#57 十三章(終)―本当の親子と辛い現実【光と闇の行方】

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を見る時があるんだ。

40年前の大晦日、茜が……赤ん坊を産んでいる場所は、桃源郷なんだ。

十三章―コインロッカーベイビー#9

 

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お金もない、未来もない、家に帰ればアル中の親父に殴られる毎日だった。

そういう状況で支えになるのは……結局、行き場のない人間たちだけだった。

そんな時に出会った彼女のことは……もう名前さえ思い出せない。

とにかく彼女と二人で先行きの見えないままごと暮らしを始めた。

 

 

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いつか間違って流産でもすればいい……と、日増しにデカくなるお腹を見て見ぬふりをし、病院にも行かなかった。

 

「でも……ガキは生まれちまった」

 

あの娘が出産したのはデパートのトイレだった。

沢城が道路工事のバイトをしている最中、一人で生んだらしい。

 

「どうしよう…?」

「全部なかったことにする」

 

都合の悪いことは見えないところに追いやってしまえばいい……それまでもずっとそうやって生きてきた。

あの頃の二人には、違う生き方を教えてくれる大人はそばにいなかった。

 

 

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「地獄に落ちちゃうね、私たち……絶対に」

「いまさらなんだよ……俺はもう全部忘れた」

 

しかし彼女は忘れることは出来なかった。

「やっぱり私……」と、ナンバー99の鍵を持ってコインロッカーへ走る。

 

 

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「赤ん坊がいるって気づいたのか……? でもなんで……?」

 

 

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「でも……良かったんじゃねえか?」

いいんだ……あとはあいつが面倒を見てくれる。

助かったんだよ……

 

 

 

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荒川真斗……正真正銘、沢城丈の息子だ。

 

過去に荒川真澄は言っていた。

赤ん坊の受け渡しをロッカーでやることになっていたことを。

しかしまさかもう一人別の赤ん坊がコインロッカーにいるなんて思うはずもない。

だから聞こえてきた赤ん坊の泣き声を頼りに、間違ったロッカーをこじ開けてしまった。

 

 

 

あれから5年、子供を生んだ女はもうそばにいなかった。

でも荒川真澄は神室町で生きていた……車椅子の息子と一緒に

 

 

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その日から、その男のことを調べた。

若くして自分の組を立ち上げた荒川真澄のことは……街で聞けば知る人間も多かった

 

車椅子の子はずっと歩けない身体だということ。

生まれた夜に重い低体温症にかかったせいだということ。

 

 

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それから何日もずっと……耳の中にこびりついて離れなかった

 

 

子供のことがなくても、いずれヤクザにでもなるしかなかったような人間だ。

ずっと半端な人生だったから……考えた。

 

 

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「殺しの荒川組」はその頃なかなかの羽振りだった……。

 

 

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この話は墓まで持っていくことになるものだとずっと思っていた。

春日たちに話した理由……「俺からも聞きたいことがあるからだ」

 

沢城「さっきの話にはまだ肝心なとこが抜けていると思わないか? 連れ出されたのが俺の子なら、親父の本当の子はどこにいった?」

 

 

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あの大晦日の夜、茜さんはお腹の子供ごと命を狙われていると電話で知らされた。

彼女は逃げる途中で産気づき、どこか産める場所が必要だった。

追われる身で、少しでも安心して産める場所……それは昔、自分が勤めていた桃源郷だったのかもしれない。

 

沢城「すると……そういえばその日、その場所で生まれたって男がいたな?」

 

 

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騒ぎが収まった後も、二人はずっと動き出せずにいた。

死ぬはずだった子供が救われて、あとは知らん顔をしていればいい……少し安心した気持ちにもなっていた。

 

なぜヤクザは必死に赤ん坊を助けたのか。

泣き声で気づいたにしても、誰にも声をかけずに……

でもその理由はしばらくして分かった。

 

 

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そしてやっと分かった。

赤ん坊の取り違えが起きてしまったことに。

 

 

沢城は思っていた。

茜さんは受け渡しが失敗したときに備え、赤ん坊がロッカーにいることを信頼できる誰かに伝えた可能性が高い

赤ん坊を取りに来た二人組は誰だか知らないが、それが春日の育ての親……桃源郷の店長・春日次郎だったとしたら……

 

 

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DNA鑑定をやることが出来れば……全部はっきりする。

だがそれまでは……あくまで想像の話でしかない。

 

戯言だと思うなら忘れてくれ……と立ち去ろうとするが、ジュンギと趙が道を塞ぐ。

 

青木遼に荒川真澄を殺せと言われ、それを断った。

その時点で、青木遼は沢城を切り捨てるつもりでいた。

だから星野会長を殺せという無茶な命令をしたのも、三下の鉄砲玉みたいな使い方くらいでいいと思ったからだろう……。

 

 

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確証はないが、カシラ補佐の石尾田かもしれない。

荒川真澄が死んで以来、青木遼のお気に入りだからだ。

 

「お前はこのまま行かせるわけにはいかねえ」

足立もジュンギや趙と同じ考えだった。

 

「まっとうに罪を償え」

沢城はパトカーで連れて行かれた。

十三章―コインロッカーベイビー#10(終)

 

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沢城が逮捕されてすぐのことだった。

ジュンギにまた情報が入った。

 

星野会長が狙われていると教えてくれたタレこみだが、それを提供したのは沢城本人だった。

沢城が自分からバラした理由……。

 

ジュンギ「つまり沢城は……星野会長を殺したくはなかったんでしょう」

沢城は春日に止めてほしかった

直接言えば、はっきり青木遼を裏切ることになる。

だから匿名で情報を流し、星野会長が殺される前に春日が間に合うかどうかを天運に任せた……

 

 

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