この言葉の意味を後で知ると悲しくなる……。
十三章―コインロッカーベイビー#7
前回のように久米に逃げられては困る……と、今回は歩いて近づくことになる。
しかしいざ近づこうとすると、ボディーガードたちに止められる。
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だが彼らは久米陣営ではないと言い、強引に戦闘になる。
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戦闘後、まだ久米には気づかれていないことを知り、近づくことにする。
久米はというと、街の人たちと握手をしている最中だった。
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流れるように久米と握手をする春日は、握ったその手を離さない。
そしてマスコミの人たちが集まってくる。
昨日は揚げ足をとってすまないと思い、今日は和解をしにきたと久米に言う。
その必要はないと久米は引くが……、二人っきりで話そうと、春日は車の中へ行こうとする。
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そんな時だった。
コミジュルへ闇情報が入ったと、ジュンギが春日に耳打ちをする。
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久米も青木遼も今は後回しにするべきとジュンギに言われ、春日たちは急いで星龍会へ向かう。
十三章―コインロッカーベイビー#8 星龍会―星野会長
到着した時にはほとんどがやられていた。
そして高部はいう。
相手は近江連合、一人は拳銃を持っていて、他に約10人いる。
星野会長のところに向かったから「頼む、急いでくれ」
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沢城「お前はいつだって遅せえんだ」
星龍会トップのこの会長が異人町にとっての支え、これがトドメになる。
あとは放っておいても勝手に崩れ落ちる……と青木遼の考えだった。
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春日「いまさら星野会長を消さなくたってあんたらはもう勝ったも同然だったろ!?」
沢城「お前のせいだと言ったら……どうする? ……なんてな」
この選挙区が青木遼にとってどれだけ大事なのか……。
なのに殺しの前科持ちのクセに衆院選に立候補なんざ、悪ふざけにも程があると青木遼は春日が目障りらしい。
春日が当選する可能性は万に一つも無い。
だが青木遼は万に一つもないものでも、目障りなものは許せなかった。
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今殺しのマトにするにはタイミングが悪すぎる……だから星野会長を狙った。
春日の後ろ盾は異人三の連中だけ、春日に手を出せない以上、やれることで最も効果がある選択をしたまで。
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春日「俺はあんたらには取るにたらねえゴミみてえなもんだろ!?」
何でそこまでやる必要があるのか……。
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沢城丈とのボス戦になる。
レベルとジョブランクをここまで上げました(゜レ゜) もちろん装備も強化した! 今まで舐めプしすぎました(:3_ヽ)_ [adcode] 武器を最強にする &nbs[…]
☆
沢城「……俺には、若の命令が絶対なんだよ」
あの人を守るのが、沢城の生きる道
春日「……俺には親っさんを守ることが生きる道だったんだ!!」
☆
春日のことが目障りで青木遼に命令されたのは確かだった。
沢城「若の命令に逆らったのは後にも先にもあれっきりだ……。俺に荒川真澄は殺せねえ」
人でなしと言われた沢城にもただひとつ、その命令だけは飲めるわけがなかった。
それは親父だからではない。
その理由を若にさえ、いや、誰にも話したことはなかった。
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沢城が荒川真澄を初めてみたのは、盃を交わすよりもう少し前のことだった。
どこにも居場所がない、どこにでもいる15のガキだった……。
夢を見る時があるんだ。 40年前の大晦日、茜が……赤ん坊を産んでいる場所は、桃源郷なんだ。 [adcode] 十三章―コインロッカーベイビー#9 お[…]