青木遼に会うためには、久米と会うことが近道となる。
十三章―コインロッカーベイビー#3
春日を待っていた仲間たち。
青木遼に引き合わせてもらう為、久米に会いに行く。
久米がどこにいるかというと……今日は公示日。
選挙の届け出を一斉に出し、今日から選挙戦が始まる。
春日たちは久米の演説している場所へ向かう。
久米
言っていることは間違っていないが、ブリーチジャパンの裏を全く知らない久米。
青木遼に利用された哀れな被害者だと足立。
演説中の久米に近づこうとするが、以前地下パーキングで会ったボディーガードに止められる。
また力でねじ伏せるが、久米には一歩たりとも近づけないと言われる。
久米を当選させることが都知事の勅令。
障害となる春日たちは徹底的にマークされている。
☆
青木遼
青木遼の支持率は80%にも及んでいる。
3K作戦は地方自治と地方警察が協力して出来たこと。
近江連合が解散届を出したということは、3K作戦という危険なことをしなくても自然になくなったのではないか?
解散を手動した幹部の一人、荒川真澄が殺害された。
これは自主的に解散されたと思われているが、現実として決して平和的にはいかないということ。
危険を伴った作戦というが、3K作戦では一人も死者を出していない。
青木遼は荒川真澄の死まで選挙に利用する……。
☆
番組を見終えると、春日たちの前に一人の男がやってくる。
十三章―コインロッカーベイビー#4 星野会長
星野会長は春日に渡し忘れたものがあると、ここへやってきた。
☆
星野会長は一生懸命探したが、結局立候補者を探し出すことが出来なかった。
その為、預かっていた300万円を春日に返しに来た。
が、星野会長が来たのはその為だけではなかった。
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春日が立候補したところで、久米に勝てるどころか供託金が返ってくるほどの票も集まらない。
春日「300万をドブに捨てるだけっすよ!?」
星野会長「捨てて良いんだよ。それで久米を捕まえるチャンスがあるなら安いもんだ」
立候補者は狭い選挙区の中で選挙カーを走らせたり演説をしたりする。
当然、対立候補と出くわすこともある。
そんな時は、思っていなくても「健闘を祈ります」なんて言って握手をするのが礼儀。
これは接触する大チャンス。
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久米に比べれば春日は無名の候補者。
一方久米は当選確実と言われている。
その状況で春日が握手を求めれば、久米は無視出来ない。
春日の計画は選挙で久米を打ち負かすことだった。
星野会長「でも今のお前が望むことは久米との接触だろ? 違うか?」
☆
どんな前科だろうが刑期を全うした以上、立候補する権利は法律で保障されている。
考える時間はない。
公示日の今日しか立候補届けは受け付けてない。
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春日たちは走って役所に向かう。
青木遼の下した命令は久米を……って思ったんだけどな(´゚д゚`) [adcode] 十三章―コインロッカーベイビー#5 春日た[…]