この次(#52)は会話全部を載せたいと思ったので別けました。
十二章―極道の終焉#9
春日たちが近江本部に着いてから間もなく、渡瀬勝がやってくる。
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近江連合の幹部の半数が神室町に取り込まれた。
蒼天堀に残った由緒正しい幹部たちは全員、渡瀬の出所を祝いに来る。
懐に書状を用意する渡瀬は、マイクの前で読み上げる。
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創成期には敵対する組織との抗争も引き起こし、多くの人命が失われた歴史がある。
地域住民の皆様におかれては我々に対して恐怖感、威圧感を抱かれた方々も多く誠に申し訳ございませんでした。
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そして龍の間での話しに巻き戻る。
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東城会と近江連合の同時解散は、トップが決断したとしても組員の多くが反対する。
結局は頭がすげ替えられただけで、新たな跡目争いが起こる。
だから根回しする時間が必要だった。
根回しは主に堂島と渡瀬が行った。
同時解散という結論を互いに出した時、問題になったのがどうやって穏便に解散させるかだった。
まっとうに相談したところで受け入れられるわけがない。
しかも渡瀬が刑務所に入ることになり、トップ不在の状態時に下手に動くとクーデターも起こりかねない。
そして考えたのは、3K作戦を逆手に取ることだった。
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その為に荒川に東城会の情報を漏らしてもらい、神室町から追い出す流れを助長してもらった。
堂島「青木は自分の手柄に思わせたつもりだったろうが、真実は我々がそれに乗ってやったまで」
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荒川真澄は見事に蒼天堀で巨大になりすぎた近江連合の力を半減させることをやってのけた。
そのおかげで今この蒼天掘にいるのは、神室町に半分以上の兵隊を持っていかれた近江連合ってことになる。
そして渡瀬の出所日……同時解散宣言の日に間に合わせてくれた。
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現在―同時解散宣言に戻る
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渡瀬たちはこれから大阪府警へ解散届を提出しに行く。
文句が出るのは百も承知。
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※天童はちゃっかり味方になりました!
ここで戦闘になり、終了した後……。
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ここで来たよ桐生一馬(´;ω;`)
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ナンバに一層してもらい戦闘が終了する。
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本当にまた明日な……>< [adcode] 十二章―極道の終焉#10 荒川真澄と春日一番 3K作戦以降、堂島大吾や真島吾朗、冴島大河を匿っていたのはニック[…]