新たな情報を手に入れれば過去の出来事が重要視される。
全て意味があってやっていたこと。
それもまた必然。
十章―恩威並行を忘れず#14 村長
星野会長は春日が異人町に来たことは必然と言っていた。
そしてナンバは苦労して道具やらをかき集め、傷を手当した。
大事なのは、春日を手当しろと言ったのが村長だったことだ。
考えてみれば、それはおかしなこととナンバは思った。
死にかけた人を助ける理由
春日がホームレス仲間だったら無条件で助けるが、当時は撃たれたヤクザだった。
厄介なタネでしかないし、どうしても助けたければ病院の前に置いてくればいいし、何だったら救急車を呼んでも良かった。
なのに村長は、自分らで助けることにこだわっていた……。
☆
春日が異人町に来たのが必然なのであれば、村長が春日を助けたのも必然。
ナンバはそう考えていた。
詳しく話を聞くため、春日たちは村長のもとへ行く。
秘密の取り決め
ナンバが村長に聞きたいのは二つ。
あの日、なぜ春日を見殺しにしなかったのか。
なぜ病院に運ぶでもなかったのか。
☆
掟……それは、不定期に運び込まれてくる死体の処理だった。
それを運び込んでくるのは神室町のヤクザ―荒川組。
村長がここに住み着くずっと前からこの掟はあった。
処理する死体は撃たれた者や刺された者いろいろだった。
どんなものだろうがゴミ山の下に穴を掘って埋めてしまう。
何体埋まっているのかは分からない。
自分が村長になった後も、3人運び込まれてきたという。
☆
☆
裏の取り決め
運ばれてきたのに息があった場合は、死んだことにして救って逃がす。
自分を死んだことにしたい人間はいつの時代にもいる。
借金で夜逃げ。
組織に追われて逃げる人。
そんな連中をここに送り込んで死んだことにして逃しているという。
☆
荒川組の者だろうが、村長はそこまで確かめていない。
そいつは車のトランクから血まみれの春日を下ろし、相場通りのお金を村長に握らせすぐに帰っていった。
最後まで一言も口を利かずに……。
春日が撃たれたあの日あの場所で、荒川真澄が言った最後の言葉に気づく。
☆
当時は聞き取れなかったが、今なら分かる。
夢ではない、確かに言っていた。
☆
春日がここに運ばれてきた時、マジで生きるか死ぬかの瀬戸際だった。
ちょっとした行き違いがあれば死んでいた。
ナンバは荒川真澄を信じきれなかった。
☆
時間が来たため、春日は平安樓へ行く。
次回は十章ラスト。
星野会長と荒川真澄のことが明らかになってきます!
十章のタイトル(´゚д゚`) オープニングまでさかのぼるお話ですね(´・ω・`) [adcode] 十章―恩威並行を忘れず#15(終) 平安樓 平安[…]
新たなSR社員の能力の詳細
きららん
可愛い名前(´゚д゚`)
どうやって来てくれたのかは忘れましたが、採用です(`・ω・´)ゞ
☆
サービスゲージが長めの社員(/・ω・)/
知名度ゲージもまぁまぁあるので、リーダー設定での使い所もありそうですね(*´∀`*)
レッドマン
名前だけ見るとなんか正義のヒーローのリーダーっぽい感じですが、見た目は完全に悪党ですね(゜レ゜)
闘志は高いですね!
☆
ゲージは三つとも横並びって感じですね(゜レ゜)
ずば抜けて高いものはないので、使い所に悩みそう(´゚д゚`)