敵は近江連合?
異人三が仲間になる展開になってきました(´゚д゚`)
九章―砂上の楼閣#1 青木遼と荒川真斗
青木遼……現都知事42歳、荒川真斗と同じ年。
二十歳を過ぎても引きこもりだった青木は、あるとき一念発起してアメリカへ行く。
政治経済を勉強する傍ら、盟友となった小笠原とともにハーバードを卒業後帰国。
その年にブリーチジャパンを設立する。
その後ブリーチジャパンを小笠原に任せ、政治の世界へ行く。
二年前、都知事になった時の投票数はまぁまぁだったが、今の支持率は80%を超えている。
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そんな記事はどこにも見つからず……。
紗栄子は他人の空似じゃないの? と言うが、足立は同一人物だとしたらスジの通ることもあるという。
青木遼は二年前、都知事として一気に支持率を上げた。
その理由は神室町3K作戦で東城会を壊滅させたから。
作戦が終わった時、あそこのトップや幹部たちはほとんど失踪という形で消えていったらしい。
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警視庁では誰をどの罪で捕まえてやろうかと秒読みの段階だったらしい。
幹部衆も捕まる前に高跳びしようと、そこまで追い詰められていた。
しかし東城会を追い詰めたのは3K作戦が優秀だからということではなかった。
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その情報を流していたのは荒川組組長―荒川真澄の可能性が高い。
そして春日の言う通り知事が荒川真斗だとしたら、荒川にとって実の息子になる。
組長と都知事はグルどころの話ではない。
足立「これで荒川が東城会を裏切った理由にも説明が付いたな」
荒川は、東城会から知事になった息子に鞍替えした。
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戸籍を買ったのかも……と足立。
嘘の戸籍は簡単に作れるが、深く調べられたらバレてしまう。
しかし、実際に存在する戸籍を奪ってしまえば、その嘘も現実にすり替えることが出来る。
本物の「青木遼」という引きこもりは実在したはず……。
これは難しいことだが、裏社会とパイプを持つ人間、そしてお金があれば解決できる。
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荒川真斗の死の情報は、成りすましを成立させるための荒川組のデマ情報だったのかもしれない。
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日本で無理でも、アメリカなら手術を受けることが出来る。
それで歩けるようになった。
そして青木遼とともに映る男……警視総監―堀ノ内十郎。
足立の因縁の人。
この男、春日には見覚えがあった。
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※一瞬しか映らないのはマジで止めてほしい。
真斗のメンツをガッツリ潰した男。
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足立「お互いどのツラ下げて顔合わせたのだろうな?」
※堀ノ内は青木遼が荒川真斗だって気づいていたのか?
神室町が急に身近な感じになってきたと春日……。
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近江連合が乗り込んでくる理由は分からない。
足立のお願いにより、バーの二階が使えるようになる。
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九章―砂上の楼閣#2
次の日、外に出ると浜子から電話がかかってくる。
どうやら星龍会の戸塚が春日を探しているらしい。
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「異人町の三すくみは茶番だった!」
そういう戸塚は、異人町の秘密を知った。
絶対不可侵だった鉄の掟。
だけどトップ同士は仲良くこっそり偽札で稼いでいた。
これはすべてブリーチジャパンが言いふらしている。
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なんやかんやあった。
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趙からの電話
趙「ブリーチジャパンを見誤っていた。あいつらのバックには近江連合がついている」
最初から異人三の内側から崩すのがヤツラの狙いだった。
春日たちもそれで馬淵に利用された。
ブリーチジャパンのデモ隊が今、1000人くらいの規模でコミジュルへ向かっているという。
趙の部下の情報では、その大半は近江連合の兵隊たちらしい。
要するに、見た目はカタギのデモ隊だが、中身はヤクザがカチ込んできたと。
目的は肉の壁心臓部―偽札製造現場。
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早い話、趙は春日にコミジュルを手助けに行った欲しいと。
横浜流氓も今クーデターの真っ最中で、馬淵が偽札の件で下の連中を煽っているらしい。
”異人三は見せかけ”
”上の連中だけ偽札でいい思いをしている”
星龍会も同じようなことが起こっているじゃないかと趙。
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最後に、ブリーチジャパンのデモ隊で指揮を取っているのは、代表の小笠原だという。
春日「久米には……聞きたいことが山ほどある」
レベル低かったのかもしれない( ˘•ω•˘ ) でも問題なし! [adcode] 九章―砂上の楼閣#3 無能な久米 コミジュルに付くと、そこにはデモ[…]