七章終わり!
八章から異人三も大きく動いていきますね(´゚д゚`)
七章―蜘蛛の巣#5 コミジュル
コミジュルの人間はナンバをどこかへ連れて行こうとしていた。
止める春日に向かってソンヒは仲間って呼べるの? と言う。
出会ったときから損得勘定で春日を騙していた……ナンバ。
春日「ナンバを仲間って簡単に呼ぶのは、違うかもな」
☆
春日はここに流れ着いた時、ナンバに手当をされなきゃ死んでいた。
春日にとってナンバは命の恩人。
☆
ナンバの目的は行方不明の弟を見つけ出すこと。
春日は親兄弟を心配することが損得勘定だとは全然思っていない。
☆
スキを突き、足立はソンヒが持つ銃をはたき落とす。
そしてジュンギが前に出る。
春日「さっきよ……一人で俺らを止められるとか言ってたな」
☆
軽くジュンギをねじ伏せ、ナンバを助け出す。
☆
ナンバは生きて、弟を探さなければならない。
いくら春日を騙していたとしても、春日にとって命の恩人は変わらない。
弟を探していることを最初から知っていても、ナンバに加勢していたと春日はいう。
春日、足立、紗栄子に背中を押され、ナンバはここから脱出する。
☆
ソンヒの部下と戦闘になるが、軽くねじ伏せる。
今日はこれで終わりにしようと春日。
しかしソンヒは彼の報告次第だという。
☆
お前たちは何をしでかしたのか分かっていないとソンヒ。
殺されそうだった仲間を助けた……俺らがやったのはそれだけだと春日。
ソンヒは言う。
「偽札」が外に知れれば、異人町は「無主の地」となり瓦解する。
この件で街が崩壊するのなら、クリーンな街になるってことじゃ?
簡単なことじゃない。
街の秩序、機能、その全てが崩壊するんだとソンヒ。
それは絶対に許されることじゃない。
そのため、コミジュルが全力をあげて必ずナンバを探し出す。
☆
☆
コミジュルのトップであるソンヒでも、自分だけじゃ決められないという。
☆
そこで春日たちに合わせたい人間がいる。
ナンバを生かすも殺すもその人間次第だとソンヒは言って去っていく。
ナンバのノートパソコン
ナンバの過去を知るため、春日たちはホームレス時代のナンバの寝床にやってきた。
その奥に置いてある段ボール箱には一台のノートパソコンが入っていた。
紗栄子が起動してみると、そこには意外な情報が入っていた。
『異人町案件・仮原稿』
作成者は秋葉正一……ナンバの弟だ。
『異人町の裏社会で刷られ続ける謎の偽札』 『噂の真相に迫る』
初めて偽札の噂が立ったのは50年以上前。
作られた偽札は民自党―荻久保幹事長にも流れていた。
年齢は80歳を超え、今の総理も荻久保の言いなりだと評判になっている。
足立曰く、ダークでスキャンダラスなイメージとはほど遠い人物だという。
だからこそ政治家として、息が長く続いていると。
偽札が荻久保に流れているのだとしたら、コミジュルや横浜流氓とも繋がっている?
しかし、記事の中にはこれといった根拠が見当たらなかった。
根拠が無ければ、ただの噂話にしかならない。
ナンバも半信半疑だったのかもしれない。
しかし春日が持つ偽札を見た時は、記事が本当なんだと思った瞬間だっただろう。
☆
ソンヒに取られた偽札は、次にあった時に返してもらう。
春日たちは呼ばれた場所―平安樓へと向かう。
七章―蜘蛛の巣#6(終) 平安樓
平安樓の中に入り進むと、ジュンギが扉の前で待ち伏せていた。
しかし、すでにあの方たちはもう中で待っていると。
今ここに危険がないことを保証すると言い、ジュンギは扉を開けた。
☆
この章で異人三の仕組みが分かりますね(´゚д゚`) 敵味方は分からなくなるけどw [adcode] 八章―漂泊の裏側#1 組織同士の抗争が本格化する[…]