サイドストーリーをやりたいと思っていても気になるメインストーリー(´゚д゚`)
七章―蜘蛛の巣#1 コミジュル
馬淵が異人三の均衡をぶち壊そうとしているのなら、その異変にコミジュルが気づかないはずがない。
なんせコミジュルは、この街の情報でメシ食ってるんだからね。
ナンバが続く。
異人町にも情報屋が方々にいる。
だがそのネタの大半は元を辿ればコミジュルが情報源。
連中は精度の高い情報を手に入れる仕組みを持っているらしいと足立。
☆
トンズラは許されない。
趙は今必死だという。
もし馬淵がクロだとしたら、横浜流氓は真っ二つ。
その時、星龍会とコミジュルがどう動くかは分からない。
いろいろ備えが必要だと。
☆
コミジュルは半端じゃない。
「証拠を手に入れても、奴らに消されたんじゃ意味ないからね。では、お気をつけて」
趙にそう言われ、春日たちはコミジュルへ向かう。
七章―蜘蛛の巣#2 怪しげな女性
コミジュルには、一人だけ話せそうなやつがいる。
春日たちを助けに来た、黒マスクの男。
☆
コミジュルのシマに入ると、怪しげな女性を見つける。
その女性はモデル体型で綺麗だが、どこか怪しい雰囲気を醸し出す。
☆
彼女は春日たちのことを知っていた。
つまり、コミジュルの人間?
☆
彼女は案内をするという。
彼女の後を付いていくと、どんどん人がいないところへと進んでいく。
元刑事の足立でさえ、ここまで入ったことはないと。
ヒソヒソ話に「無理にとは言わないから帰ってもいいわよ?」と言われるが、「わたしたちに選択肢が無いことはしってるんでしょ?」と紗栄子。
☆
コミジュル内部
コミジュル本部であろう建物には、数え切れないほどの電線が集まっていた。
足立曰く、コミジュルってのは韓国語で”蜘蛛の巣”という意味らしい。
たくさん電線を引き込む理由は何なのだろうか……。
☆
そう言い残し、彼女は春日たちを置いて消えてしまった。
これは罠だったのか?
☆
「ご希望の品はこの最上階」
春日たちはこのまま進む以外にないと決める。
☆
数回の戦闘があり、やっとの思いでたどり着く春日たち。
そこにはあの男が待っていた。
☆
ご無礼を許してほしいとこの男性。
コミジュルにも事情があるというが……。
そして彼は……、
☆
コミジュル”参謀”―ハン・ジュンギ。
春日たちを襲わせたのは、実力が見たかったため。
決して殺すな……と念を押していたが、だんだん本気になっていくんでヒヤヒヤしたという。
☆
コミジュル以外でここに入った人間はほとんど記憶にないという。
そして扉を開き、春日たちを招いた。
☆
街の防犯映像、潜伏しているコミジュル構成員の隠し撮り映像、その他様々なカメラを覗き見ることが出来る。
しかし、これほどの情報システムを維持するには、ここの自家発電だけでは賄いきれない。
これが街中から盗電している理由。
異人町においてジュンギたちは比較的新参者で、星龍会や横浜流氓とのシマ争いに遅れを取った。
そのおこぼれに預かったのがここ、コミジュル。
これらの映像から導き出される情報を商品とし、そして武器とし、自分たちの身を守っているという。
コミジュルの勢力は他と比べて大きくないし、戦争となれば勝ち目はない。
だから彼らを適度に敵対させ、均衡を保たせるバランサーでいることが、ジュンギたちが生き残るための戦略である。
☆
コミジュルは即座にその情報を星龍会に渡す。
均衡を崩そうと動いた個人の情報を徹底的に調べ上げ、その友人家族の居所も敵対組織に渡す。
そんな活動をコミジュルがすることによって、起きた火種も小さな段階で鎮火できる。
そしてまた新たな火種の抑制にも繋がると。
横浜は三つの組織の三すくみ状態ではなく、二つの大きな組織とその間を取り持つ情報組織―バランサーで成り立っている。
火種を起こした人間がいた場合、その始末をするのもコミジュルがほとんど。
少々痛い目に遭っていただくこともあれば、この世から消えていただくこともあるという。
これはあくまでビジネス活動。
☆
モニターには乙姫ランドの店長の死亡推定時刻……その直前の店先が映っていた。
そこにはラオマーとその一味の姿が……。
この映像を見れば馬淵はクロ。
横浜流氓の趙もそう納得するとジュンギがいう。
☆
そう言われジュンギの後を付いて行った先には、信じられないものがあった。
☆
これもまた偽札。
日本円の偽札製造機だった。
異人三の関わりが徐々に分かってきました。 忘れてはいけない近江連合と東城会(´゚д゚`) [adcode] 七章―蜘蛛の巣#3 コミジュルの偽札作り […]