子育てはとても大変なことなんです。
子供は夫婦で作る。
夫婦で作るということは、夫婦で育てないといけません! ということだ。
ミルク缶を抱える男と奪おうとするヤクザ
男性から粉ミルクの入っている缶をカツアゲ……? しようとするヤクザと遭遇する春日。
実力行使というヤクザを、春日は軽くねじ伏せた。
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男性は人から優しくされることは久しぶりだという。
話を聞くと、男性には最近すごく可愛い子供が生まれた。
それには色々と必要なものもあり、今後を考えると貯金もしなくてはならない。
だから朝から晩まで必死に働いているそうだ。
優しく声を掛ける春日に対し、男性は「うちの妻はそんなこと言ってくれない」という。
妻は最近冷たい。
必死に働いて帰ってきても「おかえり」も言ってくれない。
昔は優しく、料理や掃除も完璧にこなしていたが、今では家事も男性にさせていると。
言い返せば、「あなたは子育ての大変さを何も分かっていない」と言われる。
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お金を稼ぐのはとても重要で大変なこと。
だけど、育児だって想像以上に大変なことだ。
仕事とは別に、育児は精神的な辛さがある。
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そんな話をしている時、大きな声で泣く赤ちゃん? の声が聞こえた。
赤ちゃんの為に
声を聞いた男性は瞬時にこれは出産したと悟り、『設備のない場所での出産は危険』だと、二人でお湯とタオルを準備して向かうことにする。
男性はそんな子供のため、必死に駆けつけ、声を掛けた。
「大丈夫ですか!? 何か僕たちに出来ることは……!」
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※ごめんんさい。肝心な部分がスクショ下手なせいで写りませんでした><
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タイムサービス中に邪魔をするのは申し訳ないと、春日と男性は帰ろうとするが……。
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「赤ちゃんがそないな喋り方するかいワレェ!」
ここはススムちゃんのパラダイスだった。
土足で踏み入れたこと、高尚な趣味に水を差したことでススムちゃんを怒らせてしまった。
申し訳ないと思いながらも、春日は力でねじ伏せた。
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確かに悪いのは春日と男性だった。
しかし、男性も本当に悪気があった訳じゃない。
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僕も聞いた泣き声は完全に赤ちゃんの泣き声だと思った。
こんなおっさんがあんな泣き声が出せるとは……すごい……。
最近は赤ん坊が泣いただけで嫌な顔をする連中も多いという。
見ず知らずの赤ん坊の為に……とススムちゃんも感心していた。
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ヤクザの組長だった。
男性―大島マサトは、買い出しで随分と時間を掛けてしまい、また妻に怒られるとボヤく。
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赤ちゃんは首がすわるまで、抱っこする時は支えてあげないといけない。
些細なことでも、注意することがいっぱいあるとお姉様。
繊細で危険が多いからこそ、お母さんは常に気を張っている。
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ゲップを出させる……確かに重要なことだ。
赤ちゃんは夜泣きもするし、なんで泣いているのか、どうすれば泣き止むのかも分からない。
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お姉様―サヤちゃんは、二人とも大変なのに、そのことにお互いが気づいていないからギクシャクしちゃうという。
マサトちゃんもまた、いつも心のどこかで「自分の方が辛いのに」と思っていた。
妻の気持ちになって考えなければいけない。
帰ったら妻ともちゃんと話し合うと言った。
『マサトちゃんはお父さんなんだから』
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ミルクを買いに行った手下が戻ると、ススムちゃんは春日に一杯やろうと言ってきた。
選択肢は一つしか無い。
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