オーダーメイド殺人クラブ

【青春小説】オーダーメイド殺人クラブ あらすじ・感想/レビュー【辻村深月】

オーダーメイド殺人クラブ

 

同級生の男子に、自分自身の殺害を依頼する。

「私を、殺して――」

 

あらすじ

 

クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。

死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいる。

家や教室に苛立ちと絶望を感じるアンは、冴えない「昆虫系」だが自分と似た美意識を感じる同級生の男子・徳川に、自分自身の殺害を依頼する。

二人が「作る」事件の結末は――。

 

感想/レビュー

 

人は死んでから評価される。

「あの子は優しくて可愛い子だった」

いなくなって、初めて自分の意見が通る。

 

悲しくて辛い状況の中で依頼するこの殺害は、とても切ない。

 

辻村深月さんらしい、リアルな話は何を読んでも心に響く。

こんな親なんて……、こんな学校生活なんて……。

 

この本をぜひ読んで、感じて欲しい。

 

辻村深月 読む順番のおすすめ

 

  1. 凍りのくじら
  2. スロウハイツの神様(上下)
  3. 島はぼくらと
  4. 冷たい校舎の時は止まる(上下)
  5. 子どもたちは夜と遊ぶ(上下)
  6. ぼくのメジャースプーン
  7. 名前探しの放課後(上下)
  8. ロードムービー
  9. 光待つ場所へ
  10. ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ

 

【辻村深月作品】あらすじ・感想/レビュー【まとめ】

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