- 緋色の囁き
- 暗闇の囁き
- 黄昏の囁き
囁きシリーズ第二弾の暗闇の囁き。
あらすじ
森の狭間に建つ白亜の洋館。
美しく謎めいた兄弟・実矢と麻堵(まど)の周囲で相次ぐ奇怪な”死”。
ある者は髪を、ある者は眼球を……奪われた死体の一部分は何を意味する?
兄弟がひた隠すもう一人の少年――”あっちゃん”の秘密とは?
感想/レビュー
まず最初に、第一弾である”緋色の囁き”が良すぎたため、本作はイマイチ感が高くなる作品でした。
実矢と麻堵の兄弟には秘密がある。
小学生だからこその秘密であり、考え方で物語は進む。
何が正しくて、何が違うのか、恐ろしいものも多々ありますが、とにかく哀しい。
終章が3頁と短く、エピローグも無いのであっさりと終わる本作。
デビュー2年めということや、箱詰めでの執筆らしいので、無理矢理感も否めない。
もう少し書けたんじゃないかと思うと、それも少し哀しい作品だと思いました。