島はぼくらと

【感動物語】島はぼくらと あらすじ・感想/レビュー【辻村深月】

島はぼくらと

 

スロウハイツの神様のあとに読みたい物語。

この島の別れの言葉は「行ってきます」。

 

あらすじ

 

瀬戸内海に浮かぶ島、冴島。朱里、衣花、源樹、新の四人は島の唯一の同級生。

フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出る。

ある日、四人は冴島に「幻の脚本」を探しにきたという見知らぬ青年に声をかけられる。

淡い恋と友情、大人たちの覚悟。

旅立ちの日はもうすぐ。

別れるときは笑顔でいよう。

 

感想/レビュー

 

実際の母子手帳はどういうものなのか、私には分からない。

今作に出てくる母子手帳は、基本的に高校卒業と同時に島を出ていく子どもたちのため、変わった作りになっている。

  • 子供に最初にかける言葉はなにか。
  • 最後のページに書く言葉はなにか。

島を出る時、母子手帳を子どもに渡す仕組みになっている。

 

この作品には、スロウハイツの神様に登場するキャラクターが出てきます。

なので、スロウハイツの神様を読んでからの方が、より楽しめるんじゃないかなと思います。

 

彼ら四人の夢はなにか。

彼らの親世代、祖父母世代には何があったのか。

そして、「幻の脚本」とはなんだったのか。

 

「おかえり」という言葉のために、別れの言葉は「行ってきます」

 

辻村深月 読む順番のおすすめ

 

  1. 凍りのくじら
  2. スロウハイツの神様(上下)
  3. 島はぼくらと
  4. 冷たい校舎の時は止まる(上下)
  5. 子どもたちは夜と遊ぶ(上下)
  6. ぼくのメジャースプーン
  7. 名前探しの放課後(上下)
  8. ロードムービー
  9. 光待つ場所へ
  10. ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ

 

【辻村深月作品】あらすじ・感想/レビュー【まとめ】

島はぼくらと
最新情報をチェックしよう!