家族だからこそ、ぶつかり合う。
でも、家族だからこそ、大好き。
あらすじ
息子が小学六年の一年間「親父会」なる父親だけの集まりに参加することになった私。
「夢は学校の先生」という息子が憧れる熱血漢の担任教師は積極的に行事を計画、親子共々忘れられない一年となる。
しかしその八年後、担任のある秘密が明かされる。(「タイムカプセルの八年」)。
家族を描く心温まる全7編。
感想/レビュー
- 真面目な姉を嫌に思う妹
- 趣味で反発する姉弟
- 娘の気持ちが分からない母
- 八年後の息子を想う父
他3編の計7編。
凄く分かる、感動する物語。
各話の初めは色んなことでぶつかり合ってしまうけれど、やっぱり家族だってことが分かる話。
近くにいるからこそ、気づけない部分もあると思う。
そして7編中の7編め、ドラえもんの道具である――タマシイム・マシンのお話。
未来の道具ではあるけれど、だからこそ、あってもおかしくないと思う。
もし、あなたの身近でそれを使っている人がいるとしたら……。
辻村深月 読む順番のおすすめ
- 凍りのくじら
- スロウハイツの神様(上下)
- 島はぼくらと
- 冷たい校舎の時は止まる(上下)
- 子どもたちは夜と遊ぶ(上下)
- ぼくのメジャースプーン
- 名前探しの放課後(上下)
- ロードムービー
- 光待つ場所へ
- ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ