幼なじみのふみちゃんを救うため、”ぼく”が闘う。
『人間は身勝手だから、他人のためには泣かないんだ』
あらすじ
ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりももっとずっとどうしようもなくひどかった――。
ある日、学校で起きた陰惨な事件。
ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。
彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。
チャンスは本当に一度だけ。
これはぼくの闘いだ。
感想/レビュー
まず最初に、学校で起きた陰惨な事件は本当に辛かった。
心を閉ざし、言葉を失うほどと書かれている通り、辛かった。
小学校での”ふみちゃん”はどういう扱いでいたのか。
”ぼく”はどういう存在だったのか。
”クラスの子たち”はどういうことをしたのか。
【子どもたちは夜と遊ぶ】で謎を残していた”秋山先生”が登場し、物語は展開される。
”ぼく”は考え、悩み、どう闘うのか。
辻村深月 読む順番のおすすめ
- 凍りのくじら
- スロウハイツの神様(上下)
- 島はぼくらと
- 冷たい校舎の時は止まる(上下)
- 子どもたちは夜と遊ぶ(上下)
- ぼくのメジャースプーン
- 名前探しの放課後(上下)
- ロードムービー
- 光待つ場所へ
- ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ