子どもたちは夜と遊ぶ

【ミステリ】子どもたちは夜と遊ぶ あらすじ・感想/レビュー【辻村深月】

子どもたちは夜と遊ぶ

 

辻村ワールドを楽しむため、読まずには通れない作品と言われている”子どもたちは夜と遊ぶ”。

今作に関し、評価が冷たいかもしれない。

 

あらすじ

 

大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。家でか事件か。

世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。

「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番――」

姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。

孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。

 

感想/レビュー

 

まず初めに、木村浅葱は主人公ではありません。

そしてあらすじでも分かるとおり、浅葱は『i』に会うために”ゲーム”を始める。

 

主人公――狐塚孝太を始めとするキャラクターたちの関係性や物語は凄く良いものだと思いました。

が、しかし、”ゲーム”の内容と動機が良くなかった。

 

狐塚孝太を中心とした話はとても良かった。

辻村深月さんらしい、温かいような話。

だけど今作は”闇”が深いものだと思いました。

 

誰視点で読むか、ということで今作の評価は違ってくるのかと思いますが、私としては”救われない”と思ってしまった。

 

キャラクターの書き方が上手いがゆえの感想。

少ない文章量でも愛着のようなものを感じる。

悲しい。

 

辻村深月 読む順番のおすすめ

 

  1. 凍りのくじら
  2. スロウハイツの神様(上下)
  3. 冷たい校舎の時は止まる(上下)
  4. 子どもたちは夜と遊ぶ(上下)
  5. ぼくのメジャースプーン
  6. 名前探しの放課後(上下)
  7. ロードムービー
  8. 光待つ場所へ
  9. ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ

 

人によっておすすめな順番はあるみたいですが、私は上記の順番で読んでいきます。

 

【辻村深月作品】あらすじ・感想/レビュー【まとめ】

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